スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

最近の読書

 Valley_of_The_shade_Pola 一昨日の高崎行きでフィデルマの「翳深き谷」を読み終える。
 出だしの大量の死体に驚くが、その数ほどのヘビーさはなかったが、安心して読める面白さ、手堅い。

 そして、先月の「アルファベットハウス」に続き、ポケミス2ヶ月連続のオールスンだ。
 昨日から「特捜部Q -吊るされた少女-」にとりかかっている、100ページを過ぎたところだが、すでにページをめくる手が止まらない。
 恐るべしオールスン。

H.ギルバース『ゲルマニア』、レネ・ノイハウス『悪女は自殺しない』も読了

Germania_Pola  昨日の『アルファベット・ハウス』より以前に3冊読み終えているのだが、まだ書いていなかった分を…。

 まずは、直前のH.ギルバース『ゲルマニア』(集英社文庫)、これも第2次大戦終戦のドイツ、それもベルリンが舞台。
 主人公はユダヤ人の元刑事オッペンハイマー、この時代ユダヤ人は公職を追われ製造工として暮らしていた。連合軍の空襲に脅かされる日々に女性の性器をえぐるという猟奇的な殺人が起こる。
 親衛隊から事件捜査の協力を命じられるオッペンハイマー。親衛隊の捜査という強力な立場とユダヤ人という矛盾した立場で揺らぎながらSS将校にはできない冷静で緻密な捜査と推理を積み上げる。

 事件解決もさることながら、戦争とナチスによる支配という特殊な状況の中で主人公と周りの人間の人間模様が描かれる。
 『アルファベット・ハウス』に負けず劣らないガッツリと骨太な一作、第二作もこの時代が舞台とか…それも楽しみだ。

続きを読む»

J.A.オールスンの『アルファベット・ハウス』(ハヤカワ・ポケットミステリ)読了

Sebastian.png   一昨日、J.A.オールスンの『アルファベット・ハウス』(ハヤカワ・ポケットミステリ)を読み終えた。
 ポケミスの2段組で576ページもある大作?である。そのうえデビュー作ということもあり、恐る恐る読み始めてみたが、これが息つく間もなくページが進み、最近の落ちてしまった読書スピードがウソのように、3日で読み終えた。

 第一部の舞台は第二次大戦終盤のドイツのSS将校用の精神病院。墜落した英国空軍のパイロット2人が身分を偽って潜り込むのであるが…。当然のことながら、普通の生活が送られるわけでなく、恐ろしい数ヶ月が待っているのであった。

 第二部は、そこから抜けだしたパイロットの片割れが、28年後のミュンヘン五輪の年においてきたもう一人を探しにドイツへ向かう。
 ここから、28年前の悪夢の素と退治しながら、片割れとの再会を目指す冒険サスペンス。

 まあ、言葉の壁や体力等々、多少無理な部分もなくはないが、先の読めない展開についついページをめくってしまう。たいした数が読めてるわけではないが、面白さでは今年一番かも…「読まずに死ね…」な作品かな。
  来月出る『特捜部Q』シリーズの新作が待ち遠しい。

朝日新聞の読書欄で「ゲイルズバーグの春を愛す」が…

 朝日新聞の読書欄で大貫妙子のお薦めとして、ジャック・フィニイの「ゲイルズバーグの春を愛す」(ハヤカワ文庫FT)が取り上げられた。
 それもあって杉並区の図書館の予約は、かなりの数が待ちになっているらしい。連れ合いのからの情報だが、連れ合いは一番予約で借りられたとのこと。

 とはいえ、屋根裏のダンボールをほじくり返せば…(笑)。

M・ヨート、H・ローセンフェルト『犯罪心理捜査官セバスチャン』読了

Sebastian.png  これまたスウェーデンもの『犯罪心理捜査官セバスチャン』を先週読み終えた。
 北欧ミステリといえば、骨太の社会派ミステリというイメージがあるが、今回は想像していたよりも軽い。とはいえ決して明るくはない。

 心臓をえぐり取られた少年の死という猟奇的な事件で物語は幕を開ける。捜査にあたる警察の面々もそれぞれの事情を抱えている。
 まあ、何より主人公のセバスチャンが、歪んだひねくれ者で、周りとの咬み合わない会話や痛いところを突く台詞が、絶妙。この辺りがライトに感じる所以か…。

 捜査が進むにつれて、少年を取り巻く複雑な人間関係が浮き上がってくる。どいつもこいつも表と裏があって、一筋縄ではいかない。
 まあ、普通には納まらないということで、そこはそれなりに意外な結末が待っている。
 全体にテンポよく展開することもライトな印象づくりに一役買っているのか。面白かった、シリーズなので次作もそのうち。

A.ルースルンド、 B.ヘルストレム『三秒間の死角』上・下読了

Tre_Sekunder 出てからずいぶんと時間が経ってしまっているが、やっとこさブックオフでゲット。北九州出張のお供で読み終えていたが、なんとなくバタバタして今日になってしまった。
  
 A.ルースルンド、 B.ヘルストレムのスウェーデン社会派ミステリーのグレーンス警部第4弾『三秒間の死角』(角川文庫)。
 麻薬の組織に潜入した捜査員パウラが、刑務所内の麻薬拠点を壊滅するために刑務所内に送り込まれることになる。一方、グレーンスは、殺人事件の捜査を進めるが、核心をつけないままでいた。
 この2つが、じんわり近づいて…。
 
 上巻は。とにかく組織とパウラの動き中心に進むのだが、今ひとつテンポよく頁がめくれない。何回かめげそうになってくるのだが、これをクリアすると下巻は嘘のようなハイテンポ。
 刑務所内で追い詰められるパウラが、窮鼠猫を噛むが如きに逆襲に出る。その対応を指揮するグレーンス。

 毎度のことながら、病んだスウェーデン社会の裏側が描かれ、その醜さが浮かび上がってくる。これまでの作品に比べ、暗さと重さはちょっと控えめな感はあるが、パウラが逆襲に出てからの展開は、映像化を意識したようなハイテンション。
 最後に待ち受ける「落ち」は、まるでコナリーのような…。満足、次作も楽しみだ。

D.カッリージ『ローマで消えた女たち』読了

Tribunale_delle_anime_Pola.png

 義父の一周忌から北九州出張、さらに出張を受けての作業…とバタついた先月末から現在へ至る。
 で、ずっと読めたり読めなかったで進みの悪かったD.カッリージ『ローマで消えた女たち』を昨晩なんとか読了。

 前作の『六人目の少女』が手応えありのサイコ・サスペンスだったので、少し時間は経ってはいるが、Amazonのマーケットプレイスでゲット。

 今回もサイコといえばサイコ。
 主人公は、カメラマンの夫を事故で失った女性警察官(写真分析官)サンドラとローマで失踪した女学生を探す記憶をなくした神父マルクス。
 つながりのないと思われた事件に、連続誘拐殺人の疑いが浮上する。
 ある事件の容疑者が倒れ、そこへ赴いた被害者の姉である医者に命を救われるが、その棟には「私を殺せ」というメセージが刻まれていた。

 とにかく各所に蜘蛛の巣のように罠が仕掛けられていて、芋づるのようにつながっていく。入り組んで入り組んで、ここまで話をややこしくしなくても…と思うほど。
 つまらないわけではないのだが、とにかくややこしい。もう少し集中して読めればよかったのかも。
 
 マルクスの所属するヴァチカンの機関?や「カメレオンマン」、実話に基づいた設定を駆使しながら、チェルノブイリまで組み込む念の入れよう。だけど、これが必要だったかどうかは「?」。 「悪とは何か」を考えるあまり、そこのところは無理が出たのか?

D.フリードマン『もう年はとれない』読了

dont_ever_get_old_pola.png

今週も基本的に引きこもりの週末。とっておいた『このミス2015年版』海外部門第5位のD.フリードマン『もう年はとれない』を読了。

 なんと主人公は87歳のじじい、とはいえ元殺人課の刑事である。このじじいが、戦時中の捕虜時代に痛めつけられたナチス将校の行方と金塊を追うお話。
ワトソン役は、大学生の孫と357マグナム。

 こう書いただけで、主役のイメージはC.イーストウッドか…映画化の話もあるとか。
重さもなくテンポもよく展開、ライトに楽しめる。フリードマンのデビュー作で各所では高評価。当方はまあまあ、少し物足りない気もする。
本国では、シリーズ第2作もでているとのこと。

雑誌『20世紀』 特集"洋楽の時代"

Nest of Swallow

 落ち着かない日々。年度末を過ぎたのに納まらない。
 ほっぽらかしになっていたので…。

 少し前に特集に惹かれて買ったのが雑誌『20世紀』、創刊号というかこれを試しに出してみて…ということらしい。
 出しているのは、雑誌『昭和40年男』などを発行しているクレタパブリッシングというところ。『昭和40年男』も当方には微妙にマッチしていないので、一度も買ったことがない。

 本誌も"洋楽の時代"という特集なのだが、各時代を俯瞰してはいるが、各項目をほとんど同じ扱いとしていて、メリハリもなく、薄い。
 思い切って分けてみるのもありだったような…残念。

J.ケッチャム『わたしは、サムじゃない』読了

Nest of Swallow

 気がつけば書店にJ.ケッチャムの『わたしはサムじゃない』を発見、早速購入、一晩で読み終える。
 本作は『ザ・ウーマン』を共作した、ラッキー・マッキーとの映画化前提の作品らしい。
 中編「わたしはサムじゃない」と「リリーってだれ?」は、連作。おかしくなった妻に振り回される男、そしてその妻の物語。思ったよりも落ち着いた展開でちょっと物足りないかな…。
 と思ったら最後の「イカレ頭のシャーリー」は、小品ながらケッチャム節炸裂、これでなくっちゃ、ケッチャム。あっという間に終っちまったよ。
 念のため、ケッチャムは普通ではないので、普通の本好きにはお薦めできません。それでも興味のある方は、ネットなどで調べてみよう。
 
 前回の『狙われた女』も出版情報をキャッチしてなかったので、すっかり見落としていた。これは、ケッチャム単独ではなかったのでそのせいもあったかもね。
 扶桑社さん、ケッチャム作品を出してくれるのはおたくだけなんで、ちゃんとPRして下さい。

Profile

  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
Calendar
08 | 2017/09 | 10
sun mon tue wed thu fri sat
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Twitter
 
Categories
Tree-Arcive
Links
Recent Comments
Search inside
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。