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J.ダニング「愛書家の死」読了

the_bookwomans.jpg 先週の群馬出張は暑いには暑かったが、予想よりもしのぎやすくなんとかかんとか乗り切ることができた。仕事の現場は富岡市だったのだが、どうやら泊まれるビジネスホテルが無かったようで、宿泊は高崎市。
 現場とホテルの往復だけで、富岡という町についてはほとんどわからないままの3日間だった。

 週末は、出張期間中に宙ぶらりんになっていたことを自宅作業、相変わらずすっきりと休める週末とはならなかった。で、そんな先週の金曜に久しぶりのジョン・ダニングの古書探偵ジェーンウェイもの「愛書家の死」(ハヤカワミステリ文庫)を読み終えた。
 久しぶりということで確認してみると前作「災いの古書」の読了が2007年8月なので、まる3年ぶりということになる。

 今回のジェーンウェイへの依頼は、亡くなった馬主が所蔵する古書を鑑定。この蔵書は20年前に亡くなった馬主の妻が若い頃から収集してきたもので、児童書を中心にかなりなものであった。
 しかし、その中の要所要所に入れ替えられたと思われるものが…。どうやら、誰かに盗まれたらしい。

 依頼してきた馬主の片腕がクセモノで、ちょっとした諍いがありお仕事を辞退することになるのだが、これまた母譲りの古書収集家である馬主の娘から母の死の真相を探ることを依頼される。
 ここからは、競馬場の厩舎が舞台の中心となるが、これはノン・シリーズの旧作「ジンジャー・ノースの影」でも描かれている。著者はその世界で働いた経験を活かしているとのこと、競馬と古書という得意の世界を結びつけて…ということになるのだろうか。

 事件は、馬主の3人の息子(競馬の世界に身を置く)が、どいつもこいつも一癖ある変わり者。やがて、長男がライフルで頭を吹き飛ばされ殺される。
 ジェーンウェイは、手がかりを求めていろんな方向へ導かれるが、いまひとつ真相に近づけないでいる。

 そして、残り少ないページに来て一気に事件が、どんでん返しとともにフィナーレをむかえるのである。
 しかしながら、展開の舞台が厩舎界隈であるのだが、正直あまり必然が感じられないのだ、著者のお得意の2つ、古書と競馬界がうまく融合したとは言いがたい。
 ストーリー自体は悪くはないと感じたが、全体に物足りない、地味といえば地味なのかも…。

 せっかくの3年ぶりのジェーンウェイだったが、期待が大きすぎたのか、ちょっとばかし残念な印象。とりあえず、著者は体調不良から復帰とのことなので、次作以降に期待したい。
 悪くは無かったのだけでどね…。

 お次は、これまた3年ぶりのH.マンケルのヴァランダーもの「5番目の女」に侵攻中。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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