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次なる読了本、W.H.ホジスン「異次元を覗く家」

borderland 前回に引き続き年度末で引き続きタイトなスケジュール。自宅作業のつもりが気持ちがのらず本日はおやすみ、明日の日曜に。
 明日は天気も悪く冷え込むとか、ある意味好都合ということになる。

 今回も引き続き置いてけぼりの読了本、ウイリアム・ホープ・ホジスン「異次元を覗く家」(ハヤカワSF文庫)。これは、創元文庫の「夜の声」でホラー方面への意識がたかまったことが引鉄となった。
 Amazonのマーケットプレイスでお安くゲット、届いたカバーを見てびっくり。記憶にあるカバーイラストは畑田国男の「ブタ男」だったのだが…なにやらファンタジックなものに変わっていた(まっ、これはこれで良いか)。

 で、中身はラヴクラフトにも影響を与えたといわれる元祖コスミックホラー。
 アイルランドの田舎に釣り休暇に来た2人の男が、森の奥で朽ちかけた廃墟に遭遇、そこで一冊の手記を発見する。それに書かれていたのは、廃墟の住人であったひとりの男の体験だった。

 手記の前半は、<窖>(ピット)という異次元の入り口?近くに建つ「家」に迫り来る異次元からの「ブタ人間」との攻防が語られる。昔版の表紙はそれを描いたものだったようだ。
 「私」は飼い犬ペッパーとともに「ブタ人間」と孤独な戦いを繰り広げる、なかなかスリリングな展開。

 その来襲は影を潜め時空を超えたスケールの大きなビジョンが「家」を取り巻くようになる。やがて、美しいひとりの女性と出会い恋に落ちる。なにやら前半とは打って変わるロマンチックな展開。 
 手記には読めない部分もあり、経緯が不明なところもあったりする。

 もう後半は、ただひたすらに壮大なスケールのビジョンが展開していく。小説というよりも詩ともいえる内容となる。
 最後は「発見した男」の「家」のその後に関する記述で終わる。

 あまりのスケールの大きさに呆気にとられてしまった。出だしこそホラー色が強いが後半は、幻想文学。後半のイメージは新版カバーの世界ではある。
 う~ん、嫌いではないのだが、どういっていいか判断の難しい作品である。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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