津波のはなし

 チリで起こった巨大地震が引き起こした津波が、地球の裏側からやってきて太平洋沿岸を襲っている。50年前ほどの大きさではなかったことと、その教訓があってか、今のところ大きな被害は出ていないようでなにより。

 しかし、自然の力は恐ろしい。四国の片田舎の海辺に育ったため小学生の頃わりと大きな津波を経験している。
 その時の光景は今も脳裏にくっきりと焼き付いているし、自然の力の大きさに驚愕を覚えたものだ。

 その日は休日(こどもの日だったと思う)で、昼頃だった。かなりの揺れを感じ驚いたが、取りあえずウチは無事だった。しかし、近くに住む祖母の家の裏山が少しくずれたのが、揺れの大きさを物語ってはいた。
 その少し後から湾内が引きはじめあっという間に、これまで見た事もない海底が姿を現した。湾内には周囲数百メートルの小島が浮かんでいるのだが、そこまで大潮のときさえも繋がった事はなかったが繋がった。

 なんとそれをチャンスと近所のおばあさんが潮干狩りに出てしまった。大人たちは大慌て、大声で喚ぶが気づいてくれない。そこで勇気あるオジサンが、2~300メートル歩いて危険を知らせ事無きを得たのだ。
 その後、もう一つの海が押し寄せるように波がやってきて防波堤をあと30cmで越えるほどになった。そして、しばらくすると引いていった。そしてまた…。

 その時の津波の被害は記憶の中ではなかったかと思うが、短時間に大きな潮位の差をもたらすその様子は、すさまじかった。
 予断ではあるが、あのインドネシアで起こった地震の際の津波災害の前日までタイのリゾート(半島の反対側で影響はほとんどなかった)にいたが、帰国した時に、「生きてたか」といわれたこともある。

 げに、自然の力は恐ろしい。

テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

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おじさんの勇気に敬礼ッ……!

わたしだったら大声で呼びはするけどたぶん見殺しにしていたんじゃないかと思います。それどころかいっしょに降りて潮干狩りしていたかもしれん。

ところで、「シナの15人兄弟」という昔話があります。その中で、兄弟の長男が大きく口を開けて海の水を飲み干す力を持っているというところから話が始まるのですが、この話は、「津波や高潮に対する教訓話である」ということにここ数年で気づかされました……(遅い)
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  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

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    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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