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J.ハート「キングの死」読了

chinese lake murder 何度も何度も書いているが、本当にバタバタと落ち着かない。心配事があったのだが、一応それも片づいて、前進再開。
 しかし、これからスケジュールは目一杯。出張と出張の間に作業詰め込みで、11月はさらに余裕のない日々…、そして12月は、ニュージーランドへ…(もちろん仕事)?どうなることやら。

 そんな日々ではあるが、読書はリフレッシュの手として毎晩意識を失いながらも快調?である。ジョン・ハート「キングの死」(ハヤカワミステリ文庫)は、2週間ほど前の仕事で行った調布のBook ○ffで500円で購入していたもの。
 これは、ハートのデビュー作で、第2作の「川は静かに流れ」が、かなり骨太で心にずしりと来る作品だったので、こちらも…と狙っていたもの。

 日曜に読みはじめ、月曜に夜にちょっと頭に来ることがあって眠れなくなり、そのまま四時過ぎまで一気に読み進め読了した。そのストーリー構成力は有無を言わさぬパワーであった。
 各処での評判にたがわず、素晴らしいデビュー作。こちらも骨太で、ガツンと来る。この人の作品は、不可欠なものは「家族」。これが物語の柱となっている。

 やり手大物弁護士の息子で2代目のワークは、父親が行方不明になった後、国選の刑事弁護を中心になんとか食いつないでいる有り様。ある日、父親の死体が見つかったとの知らせを受け、現場へ赴くが…。
 弁護士嫌いの女性刑事に煙たがられながら入ってはいけない現場をのぞくと、父親は、頭に銃弾を撃ち込まれた殺されていた。

 どうやら父親は、1年半前の家族に起こった悲劇の直後に殺されてしまっていたようである。その家族に訪れた悲劇とは、母親の死であり、ただでさえ、繊細で壊れやすかった妹ジーンをさらに厳しい状態に追い込んでしまっていたのだ。
 兄、ワークは父親の死が、妹の手によるものでは…と思い、身代わりになることさえ考えたのであるが、警察は、莫大な遺産を相続するワークへ疑いを向けるのであるが…。

 警察の捜査に追いつめられていくワークだったが、妹のことを思い、その状態を受け入れながら事件の真相を探っていく。やがて少しづつではあるが、父親のおぞましい真実と家族の哀しい姿が浮き上がってくる。そして、意外な人物が…。

 重いが、読後に決して暗い気持ちにさせないストーリー、主人公の前向きな姿勢としっかりと描かれた背景がすばらしい。長さも上下2巻にならないあたりも程よい長さである。
 さてさて、3作目が何時になるかは不明ながら、すでに待ち遠しい。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

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ありがとうございます

彩月氷香さん、ご訪問ありがとうございます。

本を読むのは好きというより生活の一部といった感があります。
もともと読書以外のことも書こうと思ってはじめたブログでしたが、
いつの間にか読書ブログ的なものになってきました(笑)。
まあ、ほかのもなるべく書いていくつもりですが、読書中心であることは
変わらないと思います。

ハートは、とてもいい作家だと思います。
最新作の「ラスト・チャイルド」もとても読みごたえがありました。
是非、お手に取られてはいかがでしょう。

当方も寄らせていただきますので、よろしくお願いします。

はじめまして。

読書、お好きでらっしゃるんですね!
私の読んでみたい本がたくさんあって気になりました。
どこにコメント残そうか迷いましたが、とりあえず、私も「キングの死」と「川は静かに流れ」は、かなり好印象だったので、こちらに・・・(自分のブログでも下手糞な感想を書いてます)。

また、ゆっくりと覗きに参ります。
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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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