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D.M.ディヴァイン「災厄の紳士」読了

2Books  ここのところバタバタとまったく落ち着かない日々が続いている。この連休も自宅での作業があって、すっきりと休めない状態だった。
 そんななか、仕事で暗礁に乗り上げて前進が利かなくなっていた案件が、昨日、暗礁から開放されて半歩だけ前進をみた。これだけでも精神的な重みが取れて少し方の力が抜けてくれた。
 
 そんなこんなだったこともあって、先週前半に読み終えていたD.M.ディヴァイン「災厄の紳士」(創元推理文庫)も、連休中に読み終えた横山秀夫の2作品もそのままになっていた。
 で、とりあえず先に読み終えた「災厄の紳士」から書いておくことにしたい。
 
 最近めっきり新作・旧作取り揃えていい感じの東京創元社であるが、待望のD.M.ディヴァインである。
 これまで読んだ2作と比べ、冒頭からパリの地下鉄でジゴロのネヴィルが、作家令嬢アルマにチョッカイを出し、仮初めの恋?が始まるという、いささか、ライトな滑り出し。
 
 しかし、アルマには幼い頃からの恋を父に壊されたという過去が…そしてネヴィルには、なにやらよからぬ魂胆が…。
 やがてアルマとネヴィルは婚約をして、実家にもどるのであるが、そこに待っていたのは、さらに頑固になったような父親と、心配性の姉サラ。
 
 徐々にネヴィルの狙いは前進をはじめ、それはまんまと成功したかと思われたのであるが…。
 あらら、意外や意外の殺人発生。ここから、いっきに本格的なミステリーに突入。
 
 ネヴィルの過去やら姉妹の父親の過去、そして隣人との確執、さらには前半に張り巡らされていた複線が頭をもたげてくるのである。
 これまであげた登場人物以外のキャラクターもストーリーに不可欠で、絶妙の配置がされている。
 
 なんとなくなんとなく、こいつが…と匂うのであるが、これまた一筋縄では片付かない結末がまっている。
 幾重にも絡んだ人間関係と登場人物の心理が描き出す絶妙のタペストリーといえる。
 
 さてさて、次作が今から待ち遠しいぞ!

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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