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S.エリン「第八の地獄」読了

Fidelma 梅雨明けしたはずの東京であるが、梅雨明けしてからのほうが雨が多いという実に飛んでもない状態である。実に憂鬱な日々が続いている。

 それに合わせるかのように、なんと寝室のエアコンが全く冷えなくなってしまった。まあ、20年弱使ってきてそれまでに2回ほど故障しているエアコンなので、冷却用ガスが抜けただけかも知れないが、エコポイントなど景気刺激策も考慮して新しいのを購入しようと思っている。
 明日は、急遽仕事で群馬出張となったため、明後日日曜に先週に引き続き吉祥寺の○ドバシへ出陣するつもりである。

 そんな気分も体調もすっきりしないなか、スタンリイ・エリン「第八の地獄」(ハヤカワミステリ文庫)をてこずりながらもなんとか読み終えた。これは、ほかのエリン作品3冊と一緒に1000円ほどでヤフオクで落札したもの。
 写真の通り、随分古いものでカバーの破れ、黄ばみが目立つが、読むぶんにはまったく問題なし、安ければなによりといったところ。

 舞台は1950年代後半のニューヨーク、探偵事務所を経営するマレイ・カークのもとへ、弁護士からニューヨーク市警の汚職事件の渦中にある警官、ランディーンの調査依頼がある。
 ランディーンのおかれている状況はきわめてよろしくない、手を引いたほうがいいと判断するカークであったが、弁護士と無罪を訴えるランディーンの婚約者ルースの説得にしぶしぶ調査に取り掛かることに…。

 色々手を変え品を替えながら調査をするが、色よい結果は得られない上に、ランディーンにはルースには明らかにしていない秘密があることまで判明する。
 そのうちカークは、だんだんとルースの魅力に魅かれて恋に落ちてしまう。 

 さてさて、カークはどうやってランディーンの容疑を晴らすことができるのか…。なにやらのらりくらりとした展開で、短編での切れ味を欠く印象。かといって投げ出すほどつまらないというわけでもない。
 適度に変化がつけられて何とか読みつながせる、探偵事務所の部下たちもそれなりに個性的。

 描かれる展開が結末にどのようにつながるのか、この展開がどんな意味があるのかといったところが、読みの中途半端さもあいまってか、もう一つピリッとこないまま、最終第三部へ突入する。
 こうなってからは展開は一気ともいえる早さ。あっという間にフィナーレへ…という全体としてどう判断したものか…である。

 もう少し違った状況であればきっともっと面白く読めたと思う作品。エリン作品を誰かにお勧めするときには、絶対これから読まないようにとつけくわえるだろう。

 お次は、横山秀夫か高城高か…ちょっと悩んでいるところ。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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