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J.ハート「川は静かに流れ」読了

River 忙しさが一段落ではあるのだが、慢性的な人手不足で気分的に落ち着かない日々となっている。
 なんとか、週末は安めそうではある。そこで、日曜は釣りにと仲間にお声を掛けたのだが…父の日などで皆さん忙しそうな様子で、管釣りへのひとり釣行でもと考え中(ここで行っておかないと…)、そんなところ。

 で、メガネを古いのにかえて調子を取り戻しつつある読書である。古書ながらほぼ新刊のジョン・ハート「川は静かに流れ」(ハヤカワミステリ文庫)を今朝(19日)読み終えた。
 この著者の2作目とのことであるが、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。デビュー作「キングの死」は未読、こちらも本作同様高い評価を受けている。

 5年前に殺人の疑いをきせられ、裁判の結果無罪になったが、故郷を追われたアダムが親友の電話をきっかけに帰郷する。しかし、アダムが行く先々で細かなトラブルが起こる。

 ダニーが妹のように思っていたグレイスが、何者かに襲われる。直前まで彼女と会っていたアダムは、再び疑われることになるが…ここからがけっこう長いのだが、テンポよくストーリーが展開し、飽きさせない。
 さらに、彼を呼び戻した親友ダニーの死体を発見するアダム。またしても捜査陣から疑われ…。

 それぞれの事件がきっかけとなって彼の家族、元恋人、友人…といった過去が明らかにされていく。実に巧い、きっと翻訳自体も無駄がなくいいのだと思う。
 最後は、当初のアダムの思いとは全く違った結末を迎えることになる。

 殺人事件が起こるミステリという衣装を着てはいるが、本質はアダムと複雑な背景を持つその家族を描いた家族小説といえるものである。
 先にも書いたが読みやすいが、ガッツリと手応えのある好作品だ。機会があれば「キングの死」も読んで見る気になった。

テーマ:読書記録 - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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