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S.エリン「九時から五時までの男」

The Blessington Method and other strange tales ベランダ・ガーデニングで種を蒔いて10日たった昨日、ついにヘチマが芽を出した。
 前日にはかすかに土が盛り上がりいよいよ…という感じであったが、あっという間に双葉が顔を出し、思い切り葉を広げた。アサガオも間もなく顔を出してくれることだろう。

 そんななか、一週間も前に読み終えていたのであるが、ずっとほったらかしになっていたスタンリイ・エリンの短編集「九時から五時までの男」(ハヤカワミステリ、リンク先は入手可能なミステリ文庫)である。
 オークションで他のエリン作品と合わせて4冊まとめて送料込みの1000円ほどで購入、ちょっとラッキーな感じ。

 傑作との評判の高い「ブレッシントン計画」および表題作を含むピリッとスパイスの利いた10編がおさめられている。
 冒頭を飾る「ブレッシントン計画」は、発表された時代なら「スパイスの利いた」で済むのだが、高齢化社会をむかえた現在の日本では…ノンフィクションといってもいいぐらいの超辛口。

 小学校の女性教師が、ひとりの生徒ロバートの言葉に振り回されたあげく…、背筋も凍るほどのヒリヒリに痛い「ロバート」。
 蚤のサーカスを率い、一世を風靡したうえに、蚤のスターを失って落ちぶれてしまったというひとりのホームレスの回顧話、「蚤をたずねて」。

 そして、九時から五時までの間、サラリーマンのようにせっせと「物品販売業」なる仕事に励む男キースラー氏の日常が淡々と描かれる表題作などなど。
 どの作品をとっても短編の名手エリンの腕が冴える名品ぞろい。短編なのであまり中身のことを書いてしまっては…ということで、ここらへんで。

 ここのところ短編を以前に比べて読めるようになってきた。30分程度の移動時のお供に短編集も悪くないと思う今日この頃である。
 次回はすでに読み終えているJ.トンプスンの新刊だ。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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