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横山秀夫「臨場」読了

Rinjo いやはや、先週の伊勢出張が響いたのか、この週末は発熱で満足に動けず。土日は、おとなしく過ごしたつもりなのであるが、完全復活には今一歩。
 本日も何やらだるくすっきりとしないまま…寄る年波には勝てないことを痛感。

 で、出張前に読み終えていたが余裕がないまま放置していた横山秀夫「臨場」(光文社)。これは、新高円寺のBook ○ffで200円でゲット、カバーはそれなりながら、本体はかなり痛みが…しかし、なんと表紙をめくると本人のサインいりというびっくりな代物だった。
 変なはなしなのであるが、荻窪のBook ○ffは日本作家の場合、どういう訳か文庫本の方が高いという傾向がある。まあ、それはBook ○ffの自由なのでとやかく言うつもりはないが…。

 で、この作品は「終身検死官」と異名をとり、遺体から死者のメッセージを聴くといわれる倉石義男を軸に描かれた短編シリーズ8編を収録。
 倉石が「臨場」すれば、その事件は殺人が事故に、事故が殺人に変わる。誰も見る事が出来ない死体と現場の真実を見極める。しかし、倉石は警察という組織の中では異端者で、アウトローなのである。上になびかず、下からは倉石学校の校長とリスペクとされる。

 警察を取り巻く様々な人間模様が捜査を通して映し出されていく。その中で唯一、影だけしか映らない人物、それが倉石なのであった。その影に倉石の真の姿を感じるさせるあたりが、この人の持ち味である。
 どの作品もストレートではないが、倉石という男の心がにじみ出る。女に渡した名刺が、捜査官の心をえぐる冒頭の「赤い名刺」と「十七年蝉」あたりが印象的。

 年末は、たまった買い置き数冊の消費とともに、この人の残りの作品も見つければ取り組みたいところ。
 でも、今日はさっさと寝た方がいいような気もする。
 

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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