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高城 高「暗い海 深い霧」読了

kuraiumi fukaikiri 木曜の夜から連休を利用して連れ合いの実家に里帰りをしていたので、ちょっと間が空いてしまった。夜行バスで今朝帰ってきたのでちょっと眠い(笑)。

 里帰りの期間中は、ちょっと食べ過ぎの感ありで胃腸の調子が乱れ気味である。さらに全くなついてくれないネコの家出があったり、予定通り京都へ行ったのだが、よく調べていかなかったので完全修復中の銀閣を見物することに…。などと色々面白いことがあった。

 で、里帰り前に読み終えていたのだがタイミングを逸していた、高城 高「暗い海 深い霧」(創元推理文庫)である。創元推理文庫の高城高全集も本作で第3巻である。予定では全4巻とのことなので、残すところあと1巻ということになる。
 高城高は、「墓標なき墓場」以外は短編しか発表していないので、今回も当然短編集ということになる。今回も収録されている作品すべての舞台が北海道、それも道東。
 発表された時代も昭和30年代の前半が中心でこちらが生まれる前のものばかり13作がおさめられている。

 表題作は、前後を引きずり米ソの冷戦のまっただ中の国境の土地、北海道とそこに生きた人間の姿が描かれている。今回はそんな作品と北海道という土地ときってもきれない社会的なテーマの作品が集められている。
 とにかく、当時の北海道がいろんな意味で厳しい土地だったこと、そんな場所にも男と女の生き様がかわることなく存在したことが、あるときは叙情的にあるときは突き放すように描かれている。
 
 そんななか、イトウ釣りが描かれた「暗い蛇行」は、方法は違うものの多少なりとも釣りをやるものとしては、興味深く読ませてもらったし、「死体が消える」と「アリバイ時計」は、これまで読んだ高城作品とはちょっと違った、不思議な味わいが楽しめる掌編だった。
 いつもながら、書かれた当時の日活などの無国籍アクション映画の映像に近いビジュアルを思い描きながら楽しんだ。
 まあ、当然同じ時代といえばそうなんだけどね…。

 次は、ディー判事シリーズだ。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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