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森福 都「楽昌珠」読了

RakuShoJu やっぱり夏は暑い。個人的には夏は暑いほうが好きなのだが、すっきりしない仕事でストレスがたまっている状態には、さすがにきついものがある。
 今日は、自宅で作業。仕事先では2モニター環境ができないため、さっぱり能率が上がらないので、自宅での作業ということにした。

 さて、そんななか久しぶり(約2年3か月ぶり)の森福 都ということになる。少し前に新刊が出て書店で見かけ、そういえば前に出たのを古書で…と思いつつ、先送りにしたままだったのであるが、今回これを機会にAmazonのMarketPlaceをチェックしたところ、3年前の「狐弟子」(実業之日本社)に続いて「楽昌珠」(講談社)が出ていることに気付いた。
 どちらも手ごろな値段だったので、早速、発注。先に届いた「楽昌珠」を昨晩読み終えた。
 いつもの様に舞台は唐代中国。二郎、七娘、小妹のそれぞれ一歳違いの幼なじみの3人が、桃林(これが現か夢の世界か不明)で十年ぶりに再会する。
 しかし、3人はいきなりフラッシュバックするように、別次元?へ移動。そこでは年齢も立場も違う3名となっているのであった。

 この作品は講談社が出している新感覚時代小説雑誌KENZANに3回にわたって連載されたもので、主人公は同じである。
 第1話「楽昌珠」は、探し求めるもの(人)に近づくと熱を帯びる不思議な鏡を使って、二郎、七娘が宮廷内で起こった騒動を解決(?)する。二郎がメインキャラかな。

 第2話「復字布」は、それを使ってぬぐえば、そこに書かれていた文字が金色に浮かび上がるというこれまた不思議な布を使って、3人が皇帝暗殺のたくらみを食い止める。これは、宮中の女性で構成される「娘子軍」の指南役となった七娘がメイン。

 第3話「雲門簾」は、簾に見立てた池が最後に重要な役割を果たす。2話のエピソードで、意識を失い生ける屍状態になっていた七娘が、最後に…。
 こちらは、前2話での活躍が少ない小妹がメインとなっている。

 森福 都の中国を舞台とした(他のは読んだことがない)作品は、どの作品もいかにも中国という摩訶不思議な味わいがあって、ヘビーなものを読んだ後の箸休め(失礼)として最適。
 今回は、桃林と3つの不思議グッズで楽しませてもらった。「狐弟子」も近いうちに。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

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  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
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    読んだ本、手に入れたCDなんかについてだらだらと…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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