高城高「凍った太陽」読了

Frozen Sun 一昨日の朝方少し涼しかったこともあって、「冷むっ」と思って目が覚めた。その後再び布団をかけ直して寝たのだが…。どうやら寝冷えをしてしまったようで、昨日は腹が痛いやら、吐き気がするやら、夕方以降は寒気までしてきて、早々に切り上げて帰宅するなりダウンしてしまった。
 これが、良かったのか、腹の調子はまだ良くないものの、熱は下がったようで本日(厳密には昨日)は、なんとか復調してきたようだ。

 一昨日の晩に東京創元文庫の高城高全集第2弾「凍った太陽」を読み終えていたのだが、そんな理由で遅ればせながらといったところである。
 著者の高城高(こうじょうこう)は、前にも書いたが、「X橋附近」をもって日本ハードボイルドの嚆矢と評される作家である。
 本作にはこの「X橋附近」を含む短編11作とエッセイ3作が収録されている。バリバリの新刊で購入である。
 基本的に、著者の新聞記者として過ごした北海道と故郷仙台を舞台とした物語である。ただ、昨年書かれた「異郷にて 遠き日々」はスペインが舞台となっている。
 どの作品も長くはないが、ピリッとしまった味があるものばかり。「X橋附近」も書かれた時代を考えると、当時の作品にはないハードさを感じさせる。「淋しい草原に」もなかなか捨てがたい。

 その他、著者が愛着を持ったとおもわれる人物、志賀由利が登場するシリーズが独特の雰囲気を持っている。
 特に、昨年書かれた「異郷にて 遠き日々」は、「高城高リターンズ」ともいえる作品で、短編ながらも読みごたえがあった。

 さらに、かなり短い作品であるが、「廃坑」は、他の収録作品とはちょっと違った、雰囲気を持っていて、ミステリというより純文学的ともいえる幻想的な作品で、ちょっと不思議な味わいである。

 エッセイの方は、エッセイ自体あまり好みではないので、特に何か書けるほどの引き出しがないので、パスとさせていただく(もちろん読んではいるが…)。
 
 さて、第3弾がお楽しみである。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

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    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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