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D.マレル「廃虚ホテル」読了

Creepers 昨日は朝から千葉の幕張(海浜幕張ではない)へいかねばならず、これが以外と遠くて総武線で1時間半弱(ちょっと驚いた)。その幕張での用事は10分ほどで終了、総武線で職場へ戻るのは時間がかかりそうなので、天気もいいこともあって、20分強歩き海浜幕張駅へ向かう。

 何年かぶりの海浜幕張は人工的な度合いがさらに進んでいた。そこでいまや中国の攻撃の的となっているフランス系スーパーカルフールを発見。ちょっとのぞいてみることに
 入ったすぐの階段を上がったところにフードコートがあるようで、そこのにおいと店の商品が発するにおいが混ざって漂っている。
 これが、異国の雰囲気を醸し出していて、なんだか不思議な気がした。しかし結局、このフードコートを一周しただけで出てしまった。

 で、この行き帰りの移動時間でデヴィッド・マレルの「廃虚ホテル」のほとんどを読み進み、昨晩読み終えることができた。これは、最近定番になりつつある駅前のBook ●ffで250円なりで購入。
 この作品は、昨年末の「このミス」いい位置に食い込んでいたので、気になっていたのだった。
 舞台は、ニュージャージーのうち捨てられた超豪華ホテル跡。このホテルにクリーパーと呼ばれる違法進入者のグループが入り込んで起こる出来事を描いた作品。
 主人公は新聞記者(?)フランク・バレンジャー、その他グループのリーダーの大学教授コンクリンとその教え子4名が、大富豪が趣味で建てたとしか思えない奇妙なホテルに忍び込む。

 カバーのイラストにあるようにマヤのピラミッドを模したホテルの廃虚には、2本の尾を持つネズミやら3本足のネコやら怪しい生物が生息しているだけでなく、大富豪が仕込んださまざまな仕掛けが崩れそうになりながらも残っている。
 朽ち果てた床から落ちそうになりながらも、今回の進入の鍵となる「金庫」を目指すのであるが…。
 彼らを待っていたのは、朽ち果てて危険なホテルの建物だけではなかったのだ…。彼らの後を密かにつけていた別のグループが現れて…、その上さらにブロンドの女性と…。

 バレンジャーを中心に、次々と襲いかかる危険と戦うのだが…。
 D.マレルといえば映画「ランボー」の原作者、アクション部分はさすがにお手のものといったところなんだろうが、それ以外の仕掛けの部分についても複線がうまくはられていて、最後まで飽きさせない。バレンジャーの過去、教授の立場、さらには最大の恐怖の正体(何となくこういうことかな…と感じるようには書かれている)などなど、なかなかに物語巧者である。
 そのうえ本作が、個人的にもお気に入りのジャック・フィニィとリチャード・マシスンに捧げられているところも心憎い。

 今回、初めて彼の作品を読んだが、このようなものなら次回はありだ。でも「ランボー」はいらんけどね。
 さすが「このミス」の上位だけはある(もちろんハズレもあるが)。

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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