B.フリーマン「ストリップ」読了

Stripped 遂に年度末がやってきた。急遽きまった本日の出張(一泊の準備をしてきたのだが)も午前中の電話で、予定変更で中止となった。いいのやら悪いのやら…。
 とりあえず目の前のやらねばならないことは片付いている。これからしばらくは落ち着いた日々が待っていてくれそうだ(希望的観測)。

 で、ちょっと時間がかかったが、ブライアン・フリーマン「ストリップ 」(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読み終えた。これまた駅前の●ook Offで「アメリカン・スキン」などと一緒に250円均一で購入していたものではるが、出たのはわりと最近で昨年の11月だったような…。

 前作の「インモラル」を読んだのが昨年4月の終り、ハヤカワとしては前作から半年強の時間しか置かずに第2作を投入する力の入れようである。まあ確かに前作も本作も映画化されてもおかしくないようなエンターテインメントぶり。
 読んでて面白いのは間違いないのだが…。
 ストーリーは、前作でミネソタの刑事だったストライドが、捜査で知りあった女性刑事セリーナと一緒に暮らすためにラスヴェガスへ移り住んでいた。そのうえ、セリーナの紹介でラスヴェガスで刑事になっていた(でき過ぎている)。

 最初の事件は、路上で始まる。有名映画プロデューサの息子が街娼とヨロシクやっているところ、何者かに射殺される。この男、当然のごとくドラッグや女性絡みで色々良くない噂があって、あちこちに動機がありそうな輩が存在していた。
 しかし、捜査線上に浮かび上がった容疑者は、別の町で少年をはね殺したクルマを使っていたことが判明する。
 この二人に繋がりはあるのか…?

 さらに、40年前のある殺人事件がすこしづつ、この事件に影を落とし始めるのあった。そして、この殺人事件に係わった者たちが、狙われていること判明する。犯人は、一体誰なのか…?

 話はラスヴェガスの光と影、そして歴史、さらには、様々な登場人物の心理を描きながら進んでいく。事柄やエピソードがうまく配置されていて、面白い。よくできた話なのであるが、如何せん長い。この一言につきる。
 この結末を導くのにここまでページが必要だったのか?多いに疑問。

 タイトルが現す通りラスヴェガスという歓楽の街が主人公的な作品だということも分からないではないが、この2/3ぐらいの長さで十分に表現出来たんじゃないか?
 もう少しだけ、ストーリーを凝縮してくれるとテンポも良くなるんじゃないかと思うのであるが…とにかく途中、イライラがつのった。ストーリーは悪くないのに、残念。
 
セリーナと狙われた女性の関係なんか正直なところ無くてもいいよ!フリーマンって前作の時も同じようなことを書いたと思うが、一言で言うと下世話、あるいは安っぽい。

 次作は、ストライドが再びミネソタへ復帰するらしいが、それに関しては、個人的には手にするかどうかは微妙…。

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

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    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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