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W.ランディ「ボストン・シャドウ」読了

The Strangler 結局、徹夜。とりあえず目の前のことを片付けるためにこの始末。本来ならこのまま明日も踏ん張りたいところなのだが、如何せん身体がいうことを利かない。
 さらにその先はどうなることやら…ではあるが、ちょっとブレイクをいれないと厳しいね。まあ、前向きに考えれば、それでも終らない仕事はない…か。

 まあ、いつものようにシンドイ、シンドイと書いていても楽にはならない。Macに作業を任せたところで少し手が空いたので、時間がかかっていたのではあるが、先程ウィリアム・ランディの「ボストン・シャドウ」(ハヤカワ文庫)を読み終えた。
 これは、昨年の初夏に出たもので、前作であるデビュー作「ボストン、沈黙の街」(ハヤカワ文庫)が良かったので、ずっと読むつもりでいた作品。駅前の●ook Offで、新しめの他の2冊と一緒に250円コーナーで入手(本当のところ厳しい出版書店業界にあって、●ook Offで購入することがいいのかは疑問ではあるが…)。
 お話は、前作同様ボストンが舞台、それも1960年代前半のケネディ暗殺とボストン絞殺魔(ボストン・ストラングラー)の時代である。
 そのボストンが、古いボストンから新しいボストンへ生まれ変わろうとする時期、都市開発を背景に巨額の金が動き、裏社会も活発になったその頃、ボストンは連続殺人鬼ストラングラーの凶行に脅えることとなった。

 そんな中刑事であった父親が射殺されたデイリー3兄弟の物語である。長男ジョーは父親同様刑事、次男マイケルは検察官、三男リッキーは空き巣、それぞれがそれぞれの立場でボストンのダークサイドと絡んでゆく。
 ジョーは、ギャンブルがもとでマフィアとの泥沼へズブズブとはまりこんでいき、リッキーはダイヤモンド盗難事件で同様にマフィアと関わることになる。
 マイケルは、父の同僚であった母の愛人との関係に悩むうえに、ストラングラー事件の捜査では、上司と意見が合わず…。

 この3人にボストンの再開発とストラングラー事件という実話を絡めながら進んでいく。最終的に未解決のボストン絞殺魔事件のランディなりの解決は用意されているが、それはあくまでも味付けということになるのか…。でもこの事件がなければ、このお話は成り立たないというところか。

 前半こそ集中できない状況で読んだこともあってか、話がどこへ向かっているのか見えない状態が続いたが、読み進につれてページをめくるスピードが上がっていった。
 3人が嵌っていく泥沼が違っていたはずなのに最後には繋がっていくところは、さすがにCWA新人賞をとっただけはある。なにごとも賞をとるということはそれなりにすごいのかもしれない。

 あとがきには特に次作の情報はなかったが、恐らく舞台はボストンになると思われる。次もきっと読むことになる作家である。

テーマ:今日の本。 - ジャンル:本・雑誌

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDなんかについてだらだらと…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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