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F.P.ウィルスン「悪夢の秘薬」<上><下>読了

All the Rage 朝が早く、昼間は忙しいのだが、夜は落ち着くという日々が続いたこともあり、意外や意外、思いのほか本が読めている。
 ただ、つ○ば方面は仕事でいくと遠い!それだけで他に何も出来ない状態に陥ってしまうのだ。気分的に忙し感がたかまっている。本日も同様な日となった。さらに、日曜は打ち合わせ。来週は少しだけ落ちつくはずなのだが…。

 で、本が読めたこともあって「まつり」はたけなわである。おとといの晩、F.P.ウィルスン「悪夢の秘薬」<><>(扶桑社ミステリー)を読み終えた。ウィルスンの他の作品同様Amazonのマーケットプレイスでお安く購入したものである。マーケットプレイスものは、正直、多少の当たり外れはあるのであるが…ここのところのは、本の状態も悪くない。
 今回のお話も舞台はN.Y周辺(どうやらこのあたりが異界との接点となっているようである)、街には新種の麻薬?らしきものが広がり始め、ジャックとジーア、ヴィッキーの3人はと通り掛かりにその麻薬の使用者の一団の遭遇する。彼らは痛みさえ恐れないほど暴力的な発作に見舞われ、前後の見境なく暴れ回り、彼らの一人がヴィッキーの命まで奪おうとしたのであった。

 一方、新興製薬会社に雇われた女性研究者ナディアーがジャックに上司の周辺に現れるセルビア人ギャングについての依頼がある。社会的にかなりやばい相手のようであるが、とりあえず始末にかかるジャックなのであった。
 そのうち製薬会社経営陣とギャング、さらには新麻薬の間にはつながりがあることが明らかになってくる。

 ジャックの始末は背景的には異界と関わるのだが、直接的には「悪い」やつらとの対決である。この始末の付け方がミソであり、なかなかに痛快なのである。

 つまるところ必ず、ジャックの周りには異界が姿を現してくる。今回の始末の先には、ジャックの宿敵ラコシの姿が…、滅んだはずのラコシの出現にびっくり。ラコシにはそんな利用法があったのか…?
 しかし、この復活?のさせ方も心憎いし、前作「異界への扉」の登場人物が微かに見え隠れする。うまく前後の話リンクさせている。

 ウィルスンは医者だけあって、どの作品も医療関係のディテールがきちんとかき込まれているため、最終的には「とんでも」なお話もとんでもで終らせない。そのうえ、重要なファクターであるにも関わらず、難しくならずけっこう軽快に読めてしまう(訳も良いのかも…)。

 今回も解決しないままのエピソードを残しながら、ジャックは次なる始末へ突き進んでいくのであった。とどまることを知らぬ<アドヴァーサリ・サイクル>の輪である。こちらもその輪に完全に嵌ってしまっている。
 現在、次なる始末へ突入中。「まつり」は終らない。

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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