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R.マシスン「深夜の逃亡者」読了

Fury on Sunday現在、東京から約1時間の距離にある場所へ行かねばならない仕事をやっていることもあって、行き帰りの電車内で読書がはかどっている。昨日の朝も、リチャード・マシスン「深夜の逃亡者」(扶桑社ミステリ)を読み終えた。
 少し前にでていたものだが、日曜に西荻の古書店にて発見、350円で購入したものである。どうやら、ウィル・スミス主演の映画の公開に合わせ、マシスンものもリバイバルの気配ありである。
 マシスン作品はかなり映画化されているんだなこれが。
 この作品は、彼の長編としては第2作(?)だったかで、けっこう昔の作品である。お話は、精神病院に入院中のピアニスト・ヴィンスが脱走し、彼が一方的に気持ちを寄せる人妻ルースの元へ向かう。まあ、いわゆるストーカーである。

 途中、トラブルに見舞われ自分のマネージメントをしていたスタンのマンションへ、そこでスタン夫妻との微妙な心理戦画繰り広げられる。さらに、ルースの夫、ボブを呼び出して…。

 ある一点に向かって突き進むストーカー・ヴィンス、なんとか逃れようとするスタン夫妻、やがてボブが撃たれる。さらにルースが…。
 一晩のマンションの一室の出来事がカタストロフに向かう様をテンポよく描いている。

 ヴィンスは目的はをはたすことが出来るのか?破局を迎えていたスタン夫婦に訪れたのは…、そしてボブとルースの運命は…。なかなか、はらはらドキドキでページをめくらせてくれる。
 長さも程よく235ページ、アッという間に読み終えてしまった。テンポ+スリルとサスペンス、まあ、あとに残るものはないのだけれど、破滅へ向かう男の姿にJ.トンプスン的な部分が無いでもない。

 読んでいる間は、息つくヒマもなく十分楽しめる。1950年代にストーカーをテーマとしていることも面白いといえば、面白い。原題は"Fury on Sunday"で、「深夜」とも「逃亡者」とも関係ない、「日曜日の怒り」あるいは「怒りの日曜日」ではダメなんだろうか…?
 著者のタイトルへ「想い」について、時々考えさせられることがあるのだが、どうなんだろう。悪い邦題ではないだけに、そう思ってしまった。

 ちなみにE.ロネ「変な学術研究2」も読み終えているのだが…、しばし待たれよ。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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