J.フィニイ「完全脱獄」読了

The House of Numbers ちょっと落ち着きを見せた状況も終り、再びスケジュールが立て込み始めている。しかし、来週末は恒例のサッカー合宿なので、徹夜等の無理はしたくないのだが…どうなることやら。
 前回は我ながら不本意な内容を書いてしまった。多いに反省である。しかし、ナベツネは一体何様なのか?はやく○んで、いやいや引退して欲しいモノである(南無~)。

 で、一昨日の晩になるが、ジャック・フィニイ「完全脱獄 」(ハヤカワ文庫)を読み終える。どうやら「盗まれた町」の再映画化絡みで、フィニイの旧作品切れものが再出馬となったようである。
 この人は、時間旅行もののファンタジー色の強い作品に好い味を出している作家なのだが、実際にはSF、ミステリなど幅広いジャンルではずれのない作家のようだ。

 実際に「ゲイルズバーグの春を愛す」や「ふりだしに戻る」などは、独特の味わいがあって、そういった面から唯一無二といってもいいかも知れない。
 さて、この「完全脱獄」は、カリフォルニア州マリン群の厳重警備で名高いサンクエンティン刑務所から兄アーニー(シャレか?)の「完全脱獄」計画を手伝うベンジャミンとアーニーの元カノのお話。

 兄にいわれるままに刑務所近くに住所を移し、元カノと同居し、着々と計画を進めるベンジャミン。アーニーの計画は、意外に良くできていて、とんとん拍子に進行する。
 しかし、好事魔多し、ベンジャミンの新居の隣に住む男が…。紆余曲折、こいつが重要な鍵となるのであるが…。
 計画は、えっ!そんな方法で脱獄!?というような突拍子もない作戦が信仰する。

 ベンジャミンの不安、アーニーの不安、そこらじゅうに不安が転がっている。その不安を振り切るようにストーリーは進むのであるが…。
 残念ながら、これ以上はネタバラシになるので中身を書くわけにはいかないが、最後は、すっきりしたと感じるか、ずしりと重いものを感じるか、受け止め方が別れる結末。
 
 300ぺージ程の厚さで、テンポよく展開するのでアッという間に読み終える。秋の夜長に軽ーく楽しめる好作だと思う。ついでにフィニイの他の作品もお薦めである。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

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  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
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    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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