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R.ファン・ヒューリック「東方の黄金」読了

The Chinese Gold Murders 季節の変わり目に体がついていけない上に、忙しく落ち着かない日々が続いている。
 今度の連休も仕事になりそうだ。先月といい、仕事が立て込んでいるときの連休は実に迷惑だ…。

 そんな中ではあるが昨晩、ロバート・ファン・ヒューリック(Blogをはじめて狄(ディー)判事ものは4作目かな)の最新刊「東方の黄金」〔ハヤカワ・ミステリ〕を読み終えた。いやいや、後少しのところで何度か意識不明になりながら、同じところを読み返して読み終えた始末である。
 はるか昔に出ていたらしいが、当然絶版となっていたもので、ハヤカワのポケミスも未訳の作品の出版を終了し、いよいよ旧作の新訳に突入となった。以前のタイトルは「中国黄金殺人事件」、ポケミスのシリーズとしてはこのタイトルではちょっとね。
 この作品の冒頭で以後、判事の忠実な配下となる馬栄(マーロン)と喬泰(チャオタイ)と出会う。そのエピソードも面白い。
 さて、今回は狄判事が手がけた最初の事件である。中央の役人であった狄仁傑が、前任者王が殺された地方の港町平来へ知事として赴任する。
 前知事王はどうやら毒殺され、何やらいいたいことがあるらしく、書記の湯(タン)の話では、幽霊となって現れるらしい。
 狄判事も前知事の部屋を改めている最中にそれらしき姿を見かける。
 王知事はなぜ殺されたのか…。

 その後も知事暗殺に関係ありそうで、なさそうな殺人が起こる。事件の核心に迫ったかと思えば、外れたようなではあるが、そこはヒーロー狄判事、その英知と信念とで突き進む。そのうち、すべての事件に隠された陰謀が浮かび上がってくる。
 さあ、真の悪は一体誰なのか…?
 
 いつもながら、判事をはじめとして魅力的なキャラクターが登場して、話を盛り上げる。このシリーズは今も全世界で広く読まれているだけあって、いつもながら楽しい一時を提供してくれる。
 あまりヘビーなお話はちょっとという方やもうサイコや派手なアクションには飽きたという一にお進め。

 次回はどの作品になるのか、前回同様次作が待ち遠しい。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

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【書評】「ロバート・ファン・ヒューリック / 東方の黄金」の感想。

東方の黄金 著者:ロバート・ファン・ヒューリック 訳者:和爾桃子 評価: 要素: ミステリー 中国 中世 探偵 東...

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDなんかについてだらだらと…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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