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隆慶一郎「駆込寺蔭始末」読了

Kakekomidera kageshimatsu いやいや、落ち着きそうな気配があったのだが、予想外のバタバタである。今週も何だかスケジュールが立て込んでしまって余裕がない。

 と、思っていたのだが、読むものが手薄になったときにと思って、前に近所の古書店で入手していた隆慶一郎「駆込寺蔭始末」(光文社文庫)を引っ張り出してみた。
 何とこれが思っていたのとは違い、ことのほか短くて、行き帰りの電車でほとんど終り、昨晩就寝前にあっさり読了となった。手応えとしては、やや物足りない感じがしないでもない。
 中身は隆慶一郎作品としては、珍しい同一キャラクターが登場する連作短編集である。どうやら小説宝石に掲載したシリーズ4作をまとめたもののようである。
 カバーのデザインなど如何にもその辺の匂いがするもので、あんまり書店のカバーなしでは電車の中などで読みたくないなぁ…。

 お話は、スケールは大きくはないが、こじんまりと隆慶一郎ワールドが展開されて悪くない。主人公は、元御所忍びの頭領・麿(まろ)様が、許嫁の少女が出家して駆込寺である東慶寺の住持(尼さんなんで住職とはいわないらしい)になったのを陰から支えるために、忍びを弟に譲って門前に住むことに。脇を固める配下の元忍び夫婦がいて、サポート体制は万全(?)。

 駆込寺にまつわる黒い欲望や陰謀を裏ですぱっと始末するということで、蔭始末ということだ。4作とも短編ということ比較的軽めに仕上がっている。
 とはいえ、世の中の仕組みの中に入り切らない駆込寺とそれを支える元御所忍びが、世の理不尽を裁くという、隆慶一郎ワールドの基本的な部分は、きっちりと押さえている。
 しかし、予想以上にさらっと読み終えてしまったな。

テーマ:文学・小説 - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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