酒見賢一「泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部」読了

Nakimushi SyokatsuKomei 8月も終りに近づいた先週末から残暑厳しい予想を覆すような涼しい日が続いている。
 暑くないのはいいのだが、ちょっと早めの季節の変わり目なのか、もう一度暑さがぶりかえすのか…一体どっちだ!

 というような9月であるが、今一つピッチの上がっていなかった読書は、酒見賢一「泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部」(文藝春秋)を昨晩読み終えることができた。
 駅前の古書店で(ここは文春の本が時々、新古状態で出ているようだ)1200円で購入したものである。確か今年の初めに出たのであるが、文庫でないため様子見していたもの。少し高いが、仕方がないな…、という感じ。
 さて、中身はもちろん「三国志」ものである。それも諸葛孔明を中心とした物語である。
 2巻目であるが、今のところこれといって泣き虫弱虫ぶりは発揮されていない気もするのだが、とにかくどたばた(う~ん、どたばたと表現して良いのかどうか…)である。
 第弐部は、劉備に三顧の礼をもって迎えられた孔明が、本格的な実践に初めて参加した「長坂の戦い」での劉備軍の敗走を描いたもの。とにかく、わかりやすくて楽しい「三国志」である。マンガで描かれた三国志よりも面白いぞ!!

 真面目なお堅い三国志を想像してはいけません。完全スペクタクルではなく、タランティーノの映画のようなとんでもスーパーアクション・アクション大作なのだ。
 作者の登場人物それぞれに対する眼差しが、すばらしい。ヒーローとされ人気の劉備・関羽・張飛の3人に対して、これまでの三国志感をひっくり返す、コペルニクス的視点で小気味よい。

 写真の左に写っているのは、10年ほど前に出た「三国志新聞」(日本文芸社)で、ちゃんとした(どうちゃんとしたのか意味深であるが)三国志を読んでいないので、全体の流れだけでも把握したいと購入して、ちょくちょく引っ張り出して目を通したりしていた。
 今回も一応全体の流れと、「長坂の戦い」を確認するために出場してきた訳である。
 この本も、「三国志」をスポーツ新聞的にまとめることで、とてもとりかかりやすい「三国志」となっている。とくに全体の流れの中で、あるエピソードがどんな具合だったかを知るには、エピソードにアクセスしやすく、とても便利。どうやらこの版は絶版のようで、「新版 三国志新聞」というのに変わっているようだ。

 さあ、これで孔明が本格的に劉備軍のお仲間になった訳で、お話はこれ以後「三国志」深みに本格的に突入していくことになる(のではないかと期待している)。まだまだ先は長いぞ。
 

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

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