スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

A.クリーヴス 「大鴉の啼く冬」読了

Raven Black  ここ何回か仕事が落ち着いてきたことは、書いたのだが、これまでの忙しかったことの反動か、疲れがででた感じ。まあそれも、ちょっとずつ盛り返して行かないとねぇ。

 ところで昨晩、寝床でうとうとしながらも久しぶりに小説を読み終えた。ここのところ、ストーリーものを読む集中力を欠いていたため、科学読み物を続けて読んだのだが、年末のミステリー賞狙いか出版社から本格ものが出始めた。
 このアン・クリーヴス 「大鴉の啼く冬」(創元推理文庫)もそのうちの一冊ではないかと思われる。もちろんパリパリの新刊で購入。

 この作家の作品は本邦初訳なのだが、帯には「緻密な複線と大胆なトリックで読者に挑戦する」とあるうえ、英国推理作家協会賞受賞作である。少し前に購入して予定に入っていたジョン・ダニングを妻にさらわれていたこともあり、ついつい購入となった。

 舞台は、イギリスとノルウェイの間に浮かぶシェトランド諸島。高校か中学の地理の時間に出てきたことがある名前である、その他犬の種類にこの「シェトランド」が付いていたな…などが、この島々に関する微かな知識。

 この英国本土から遠く離れたのどかな島で、女子高生が殺される。数日前の大晦日の夜、殺された女子高生とその友人は、丘の上にある一人暮らしの老人の家を訪れていた。

 この老人は、何年か前起こった少女の行方不明事件に係わっているとの噂があって、村人からは距離を置かれている存在であった。
 当然、この老人マグナスが疑われるのだが…。

 事件を探るのは、シェトランドと英国本島の間にあるフェア島出身でスペイン系(このへんが面白いところ)のペレス警部。関係者に話を聞いていくうちに、この地域のよどんだ人間関係などが、すこしづつ浮かび上がる。
 そのうえ、殺された女子高生の野心とそれに振り回される周囲の人々…。

 確かに油断して読んでいると真犯人が明かされる部分では、なにやら肩透かしをくったように気持ちになる。英国らしい地に足のついたストーリーである。人物もしっかりと描かれているような気はするのだが、何かひとつ物足りない。
 それが、何なのかは不明、もちろん悪くもないのだが…。この作品は「シェトランド四重奏」の第1作とのこと、以後に期待したい。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

Profile

  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
Calendar
07 | 2017/08 | 09
sun mon tue wed thu fri sat
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
Twitter
 
Categories
Tree-Arcive
Links
Recent Comments
Search inside
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。