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B.フリーマン「インモラル」読了

 GWの中日で本日は仕事、基本的にカレンダーどおりの予定のつもりであるが、この調子なら明日は休んでしまおうか…、てな気分である。
 本日は、腰には悪いパターンの天気なのだが、なんとなく調子も悪くない。ここで油断すると危険なので、用心用心である。
Inmoral
 さて、休みの間に新刊購入していた先月刊行のパリパリである、ブライアン・フリーマン「インモラル」(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読み終えた。
 新人の作品ながら600頁を超える大作、なかなかの読み応えありである。頁と価格の関係でいうと1050円は、まずまずお手ごろというところか?
 帯には、マカヴィティ賞最優秀新人賞受賞作(この賞についてはよく知らない、賞なんか獲らなくても面白ければ問題はない)、ディーヴァー、コナリーが絶賛とある。しかしてその内容は…。悪くない、実に良くできた話である。
 
 ミネソタ州の町ダルースで17歳の女子高校生レイチェルが行方不明となる。実はその前にも女子高生が行方不明となっていた。その事件の捜査にもあたったストライドとマギーのコンビが捜査にあたるが…。

 このレイチェルが17歳ながらかなりのくせ者で、かなりエッチだったとか、失踪当日彼女の着ていたと思われる服の切れ端とブレスレットが、近隣の若者のエッチプレイス近くで発見される。
 彼女に何が起こったのか…。捜査を進めるうち、彼女の義理の父親ストーナーとレイチェルの関係が浮上してくる。そう考えると、怪しいのは彼となってくる。

 やがて、ストーナーは逮捕され、裁判となるのであるが、裁判の経過は思いもよらぬ方向で終る。

 そして3年後、ラスヴェガスの郊外の砂漠でストリッパーの死体が発見される。これがなんとレイチェルの死体だった!

 と、600頁を感じさせないほど次から次へ展開していく。ストーリーとしては文句なく面白い。ストライドの相棒マギーのキャラクターも悪くないし、ラスヴェガスの刑事コーディもなかなか笑わせる奴だ。

 しかし、アメリカのこの手の小説でよく感じるのだが、主人公の中年男がやたらもてる、そしてすぐセックスに及ぶのであるが、どうもこれがなじめない。セックスをするなとは云わないが、しょうもないドラマのサービスカットじゃないんだから…。
 そのシーンはなくてもいいんじゃないかなあ…?

 それから、全体が長いのは悪くはないのだが、あまりに色んなことを配置しすぎて、ビックリすること繋いだ感がある。飽きさせず、よく書けているのだが、これだけどこか別の作品で読んだことがあるようなエピソードが続くと、ちょっとでき過ぎな感じがしてくる。

 最後の最後の謎解きもなるほど…となるのだが、あえてないままこちらの想像に任せるというのもありだったのではないだろうか。
 前述した通り、悪くないし、読んでて面白いのであるが、そこらへんがちょっと気になった。ストライドが主人公のもう1作が本国では出ているとのこと、個人的には、次を読んで評価を決めたい。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDなんかについてだらだらと…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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