J.リンジー「デクスター 幼き者ヘの挽歌」読了

 毎回ながら書き出しは、腰の不調である。風呂に入って暖まる就寝前には多少楽にはなるのだが、朝起きるとバキバキにかたまって起き上がるときからピキっと痛みが走る。咳やくしゃみもこわい。顔を洗うために洗面台に向かって腰を曲げるのも気をつけないといけないありさまだ。
 昨年もらって残っていた薬も底をついてしまったので、昨日は医者にいったのだが、椎間板ヘルニアが回復することはないので、状況に変化はなし。ということで落ち着くまでの薬をもらってきた。

 Dexter で、今日のメイン、ジェフ・リンジーの「デクスター 幼き者への挽歌」(ヴィレッジブックス)を昨晩読了。
 古書で購入していた分が終ったので、先週新刊で購入したものの一冊。帯にかかれた惹句には、「いくつもの新人賞を受賞した逸品」、「話題沸騰」、「大型新人」などなど、なかなかすごそうだということで購入した。
 まあ、中身を読む前から帯や裏カバーのあらすじで明らかになっているので書いても問題ないだろう。
 主人公は、シリアルキラーで鑑識技官のデクスター・モーガン。彼は、警察官の養父に育てられたのであるが、少年時代より殺す衝動を抑えることができない人間であった。
 おおっ、ついに殺人鬼が探偵役のシリーズ作品が誕生したわけである。

 舞台はマイアミ、娼婦を狙った殺人事件が発生、なんと犠牲者の体はバラバラにされた上、一滴の血も残っていなかった。デクスターは、売春のおとり捜査をやらされている義理の妹もデボラと捜査にあたる。
 しかし、今回の捜査責任者は、デボラをきらう女刑事ラグェルタ。彼女は、とことんデボラにきつくあたり、そのたびにデクスターに相談をするデボラ。
 基本的にデクスターの殺人者としての感覚が事件の謎を解いていくのではあるが、この女警官2人の関係も重要な要素である。

 続くバラバラ殺人、犯人の欲望はますますエスカレートしていく。個人的には、ここまでやるならもっとエグクいほうが、好みである。
 犯人とデクスターの間にも不思議な関係が生じ始める。殺人鬼は、何をいったい何者なのか…。まさか、デクスターが…。
 犯人の招待は、読み進めるうちになんとなく、ひょっとしてなどと思っていたのだが、案の定、そうだったか!

 ドラマ化もされ好評らしい、確かにサイコ・キラーが主人公という、「ハンニバル・レクター」を彷彿とさせる部分もあり、面白い。
 しかし、なんとなく物足りない。なんでだろう?期待外れということではないのだが…。
 まだ人間の描き方に深みがないような気がする、ということは新人であることもあり、経験不足ということになるのだろうか。
 
 そんなことも書いてみたが、今後を期待させるものはあるゾ。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

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  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
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    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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