スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

W.モール「ハマースミスのウジ虫」読了

The Hammersmith Maggot いつものように忙しくなると、現実逃避をするかのように読書のペースがあがってくる。

 昨晩は、ウイリアム・モール「ハマースミスのうじ虫」(東京創元推理文庫)を一気に読み終えたもちろん、分量も300ページほどでちょうど良い感じだったのだが…。
 珍しく新刊にて購入、昨年でたとき書店で見かけて気になっていた一冊で、このミスでも評価が高かった名作古典ミステリ、本来は、三部作とのこと。
 著者、W.モールは育ちのよいイギリスの中産階級出身らしく、この作品の主人公キャソン・デューカーもそんなお金とヒマのある青年実業家である。
 以前、ちょっとした文章を書いたときの経験から、人間を収集する事が趣味になった。収集といっても誘拐して閉じこめるのではなく、自分の心の中に集めるわけである。

 この作品が書かれた1950年頃のロンドンの雰囲気が伝わってくるようで来ないのが少し残念ではあるのだが、ストーリーは、張りつめた緊張がラストまで維持され、一本筋が通って小気味よい。

 事件の発端は、同じ社交クラブの会員である銀行員が、ゆすられている事に気が付いたデューカーは、その話から犯人像を推理し、ロンドン市民のなかから容疑者を探り出していく。
 やがて、見つけた容疑者に接近し、追い込みを掛けるのだが、意外な方向へ事件は展開…。どうするデューカー!
 行き詰まるようなデューカーと容疑者の心理戦が繰り広げられていく。

 いやいあや、これまでにない(この作品は古典なのだが)筋立てで、どんどんページがめくられる。犯人は間違いないのだが、いったいこいつをどうするのか…、そしてその結末は…。

 ただ、最後の被害女性とデューカーのやりとりを読んだ後味が、とても不思議な味わいを残す。なかなか楽しめた。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

Profile

  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
Calendar
05 | 2017/06 | 07
sun mon tue wed thu fri sat
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
Twitter
 
Categories
Tree-Arcive
Links
Recent Comments
Search inside
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。