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F.ヴァルガス「死者を起こせ」読了

Debout les morts 昨年末に読み終えていたのだが、なんとなく遅くなってしまったフレッド・ヴァルガス「死者を起こせ」(東京創元推理文庫)。
 この人の「青チョークの男」もすっかり忘れられて、遅くなってしまった。つくづく巡り合わせが悪いようだ。
 この本も近くの古書店で200円での購入である。

 この作品は、マルコ、マタイ、ルカ(それぞれ愛称)の三人の貧乏歴史学者とマルコの叔父の元刑事の4人が登場するシリーズものの第一作。そいでもって、彼女の作品としては「青チョークの男」に先立つ本邦初訳作品。
 ストーリーは、それぞれすむところに困った4人が今にも崩れそうな「ボロ館」に棲むことになる。
 4人は、その隣の屋敷に棲む元オペラ歌手から庭に突然出現した木について調べてくれと頼まれる。その木の周りを掘り返してみるが何も見つからない。
 やがて、その元オペラ歌手が行方不明になる。
 
 彼女の夫やら、父親、はたまた近所に住む女性レストラン経営者、そしてその弟、果ては彼女について調べる謎のスイス人まで登場して、事件は混沌としてくる。
 
 元刑事ならではのコネで、警察に食い込んだり、歴史研究者という立場を利用したりとキャラクターそれぞれの立場や感情が入り乱れながらお話は展開していく。
 
 こう書くととてもややこしい話のように思えるが、討論好きのフランス人らしく会話を中心に進行するので、重くないし、すっきりとまとめられていく感じ。
 ガツンと来る読み応えはないものの、充分に楽しめた。
 
 現在、「このミス」2005年版9位のコニー・ウィリス「犬は勘定には入れません あるいは、消えたヴィクトリア調花瓶の謎」の終盤へ進行中。ちょっとてこずったが本日中には読了予定。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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