国枝史郎「名人地獄」読了

Meijin Jigoku いつものように昨晩、国枝史郎「名人地獄」(講談社国枝史郎伝奇文庫)を読み終える。ヤフオクで600円出落札、状態も良く600円なら安いかも。

 この講談社の国枝史郎伝奇文庫は、1976年に横尾忠則大先生の手による装丁で全28巻で出版されたもの。出た頃は中学生だったので当然のことながらこの作家を知る由もなかったが、大学生になって古本屋巡りをする頃には、幻のシリーズとなり、見つけてもかなり高価であった。
 その後も古書店で、1000円前後でこの作家の桃源社が出した本などで、ぼちぼち読み進めている。たまたま、同シリーズの「神秘昆虫館」もヤフオクで、多少カバーに傷みがあるものの中身には問題なしを落札、引き続き進攻の予定。

 さて、ストーリーは、名人と呼ばれる元与力郡上平八が、密命を帯びてその使命を果たそうとするお話がメイン、それに鼠小僧次郎吉やら平手酒造やら千葉周作など、時代劇ではおなじみの人物が登場。その上、信州追分宿でおきた馬子殺しの敵討ちやら、海賊やらが絡んでくる。
 まあ、この人の作品を理屈で語っては何の面白みもないので、その何者にもとらわれない展開を楽しむしかないのである。展開があっちへこっちへ跳びまくるが、結局は収まるトコロに収まってめでたしめでたしとなる。

 代表作の「神州纐纈城」の幻想と怪奇に較べると、長編ながら明るく、こじんまりとした作品である。
 後で気がついたのだが、この人の作品、著作権が切れているので、著作権切れの作品がtxtデータ化されて読める「青空文庫」(けっこう幻の作品がタダで読めるぞ)に大半が収録されていた。
 久しぶりに半分引退しかかったPDAのPsionにいれて読むかな…。

 ついでに、最近、本屋で気になったのが「団塊パンチ3号」、特集が1968年とちあきなおみ。ちあきなおみはともかく、1968年は気になる…。

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    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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