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J.カーリー「百番目の男」読了

The Hundredth Man 昨晩、ジャック・カーリー「百番目の男」(文春文庫)を読了。
 昨年の宝島社「このミス」では、まずまずの評価、発刊時には新人ということもあって見送っていたのだが、少し前に古書で見つけて450円で購入しておいたもの。

 ジャンルは、少しアウト・オブ・デートなものとなった感のあるサイコ・ミステリー。しかし、「このミス」の評価もあり期待してスタート。
 いきなり検死解剖中、死体に仕込まれた爆発物が爆発、医者が片手の指を失うという衝撃的なシーンではじまり、どうなるのだ…と気合いが入ったのだが…。
 
 舞台は、オクラホマ州モビール市。以前、連続殺人を解決した若き警官カーソン・ライダーは、その力量を買われ、ベテラン刑事ハリーと異常犯罪専門のチームを組むことになる。
 そして、新たに首無し男性の連続殺人が発生、2人はその捜査にあたる。捜査方針の違いから上司とぶつかるカーソン。
 なかなか、青くさい好青年のカーソンと態度を強くは出さないが、やり手っぽいハリー、まずまずの組み合わせ。

 そこへ、検死ドクターの新人女性アヴァが絡んでくる、彼女にはとんでもない秘密が…、そのうえカーソンにも人には言えない秘密があるのだが…これは、ややT.ハリスの「羊たちの沈黙」を彷彿とさせる。
 
 全体的に、いくつかのエピソードが絡み合い、犯人の姿はなかなか見えない。当然のごとく意外な人物が犯人なのであるが、全体的に中途半端というか、消化不良というか、そんなヤツどこで絡んでくるのよ。

 まあ、その犯行動機は色んなところで語られている通り、異常(ある意味笑える)。でも、本当にそんな風になるのかよ!と突っ込みたくなるほどのイジョー具合である。
 映画化もされるらしいので、そのシーンだけは見てみたいという気にさせる、再現可能か…?

 この作品の売りは、最終的にこの動機に尽きるなぁ。正直、これ以外は中途半端な感じ。
 シリーズになるらしいので、引き続きカーソン刑事の秘密は続行する…。

 次は、朝暮三文の釣りネタミステリー「ラスト・ホープ」に。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

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  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
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    読んだ本、手に入れたCDなんかについてだらだらと…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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