M.コナリー「夜より暗き闇」(上・下)読了


A Darkness more then Night
 金曜日にマイクル・コナリー「夜より暗き闇(上・下)」(扶桑社ミステリ)を読み終えていたのだが、自宅Macが無いので週末に書き込みができ無かったというわけだ。

 さて、今回はボッシュと「わが心臓の痛み」(扶桑社)のマッケイレブが共演。そのうえ未読ではあるが、「ザ・ポエット」の主人公J・マカヴォイも登場、一応シリーズとしては、ボッシュ・シリーズの一作となっている。
 心臓病でFBIを引退し、フィッシング・ガイドをしているマッケイレブのところへ元同僚の女性捜査官が訪ねて、ボッシュが絡んだ殺人事件のプロファイリングを依頼する。因果な仕事から逃れられない運命を感じるマッケイレブ。
 その殺人現場に残されたものから導き出された犯人像は…
 事件の捜査に当たるマッケイレブは、ボッシュの心の闇に触れる。

 その頃ボッシュは、女性連続殺人の裁判のまっただ中。裁判の被告は有名映画監督、逮捕の際、犯行を認めながらその罪から逃れると宣った。その根拠、自信はどこから来るのか…。順調に進んだ裁判ではあったが、被害女性の証言から思わぬ方向へ…

 この残酷な殺人の犯人はいったい誰なのか?そして、映画監督を有罪にできるのか?

 豪華な登場人物、そして中世の画家ヒエロニムス・ボッシュの絵までが登場し、ひょっとすると…と思わせる展開である。しかし、これまで読んだコナリーの作品に較べて、はられた複線の底が浅い感じがする。複雑なように見えるのだが、思いのほか簡単に先が読めてしまうのだ。
 確かに、これまで何作もコナリー作品を読んだので経験値から読めるのかとも思ったが、既読の以後作品は、そんなことは無かった。となると、本作は私感ではあるが他作品より少し劣っていると感じざるを得ない、ページ数の割に読み応えも薄かったと感じるのは、そのせいだろうか?

 現在、最近最も高い評価のP.ロビンスンのバンクス・シリーズ最新刊「エミリーの不在」に進撃を開始。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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