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L.L.ドラモンド「あなたに不利な証拠として」読了

 水曜の夜にローリー・リン・ドラモンド「あなたに不利な証拠として」(ハヤカワミステリ)を読了。今年初めに出ていたのだが、これが処女作ということもあり、新刊での購入を見送くっていたら、駅前の古書店で発見、1000円で購入。

Anything you say can... エドガー賞最優秀短編賞を受賞していることもあってか、書評を見る限り、かなり評価が高い作品である。なにせ、かのE.レナードをして「彼女が書くものはすべて読む」といわしめた作品。
 作者のドラモンドは元警察官。収められた短編、各作とも主人公は、女性警察官で、全作が根底ではつながっているという凝った内容。これを12年かけて書き上げたということだ。
 確かに、経験に基づく警察官として、あるいは女性としての心理をはじめとした描写は、きめ細かいと思った。

 読み始め数編は、なんとなく淡々とした話で、地味な話だなぁと思っていたし、こちらの読むスピードも上がらないような感じがしていたのだが、気がついてみると2晩で読み終えてしまった。
 ぐいぐいとストーリーを引っ張っていくエピソードは無いのだが、ノンフィクションでも読んでいるようなしっかりした筆致で、手堅いリアリティーを醸し出していたからなのだろう。

 文章を書くことを学び、12年もの時間をかけて熟成された作品の味わいというものであろうか、何かだまされたような気もするのだが…不思議な気分である。

 次は、ローテーションからするとボッシュものなのだが、ちょっと気になる新刊があったので、そちらから。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

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いい作品です

タウム様、commentありがとうございます。
好みから言うと、ガツンと来るのが最近の好みなのですが、これは短編集なのにじんわりと来る重い、いいい作品でした。

TBさせていただきました

素晴らしかったです。

ほんとにそのリアルな事件や事故の現場の描写。
引き込まれました。
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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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