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I.ウォルトン「釣魚大全」読了

ChogyoTaizen やっとこさ「完訳=釣魚大全」(角川選書)を読み終えた。
 原著は350年も前に書かれたもの。腕に覚えのある釣師が、釣に行く道すがら知りあった猟師に釣りの面白さ、楽しさ、美味しさなどなどを語り、釣りの虜にさせる(もちろんフライの話はメインではない、第2部はフライの話が多い)。
 
 随所に、釣りの楽しさや自然をたたえる詩が折り込まれる、釣文学の嚆矢といえる作品。ただ、魚の名称や生態が今となっては明らかに違うんでないの…という部分がある。さらに、私の買ったこの角川版は、昭和49年(1974年)の出版で森秀人という人の翻訳も古く、C.コットンの手になる第2部のフライの解説部分も残念ながら、さっぱりどんなフライだったのか、わからない。
 せめて、蚊鉤がフライ、川螻蛄がストーンフライ、蜉蝣がメイフライというくらいの訳になっていれば…
 用語もなんだか古い、仕方がないけど、頭に入ってこないんだな、これが。
 
 おまけに付いている「魚名附会」という訳者の手になる日英魚名解説もなんだか、今の呼び名と合わないような…?
 あくまでも古き良きイギリスの釣りの文化を伝える作品である。努々、自分の釣りの参考にしようなどと思ってはいけない。
 
 古書店でリーズナブルな価格(500円)で入手したまでは良かったのだが…、ちょっと残念な感じ。平凡社ライブラリーの「釣魚大全-完訳 I、II」の方が第三部を含む形でいいのかも、その他にも作家の立松和平訳で小学館の地球人ライブラリーでも出ているようだ。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

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  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
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    読んだ本、手に入れたCDなんかについてだらだらと…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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