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F.v.シーラッハ『刑罰』読了

 ここのところの読書はもっぱら古書店の均一本(主に100円)の昭和ミステリーだったのだが、久しぶりの新刊、それも翻訳もの。

 フェルディナント・フォン・シーラッハ『刑罰』(東京創元社)を一昨日読み終える。
いつものことながら、一切の無駄を排したキレッキレの文章、これは翻訳の酒寄進一氏の訳との相乗効果もあるのだろう。
 生意気なことを言わせてもらえば、やっぱりこの作家は短編に持ち味がある。

 全12編の短編に凝縮された人間の心、社会の矛盾…、一遍一遍、読み終えるごとに背筋がゾワゾワとなる、その鮮やかな結末に脱帽。

 読んで楽しいワクワクするという話ではないが、読書の愉しみは間違いなく与えてくれる。

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Re: No title

毎度、楽しみにしていて一気に読み終えてしまいます。
無駄な言葉を徹底的に排したスタイル、私は好きです。

新刊購入は、横山秀夫「ノースライト」以来、いや「マレーの虎」があった。コナリーやマンケルも古書で購入で、本当に新刊書を買わなくなってますね…。
とはいえ、新刊書は必ず街の書店で購入です。

No title

早いですね。やはり短編は出来がよさそうで一安心です。長編も悪くはないけれど、今ひとつしっくりこないことが多かった気がします。
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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDなんかについてだらだらと…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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