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「奇怪動物百科」読了

CuriousCreatures先日、「キリン伝来考」を読み終えたのだが、ハヤカワ文庫NFの同シリーズにジョン・アシュトン「奇怪動物百科」というのがあった。
ついでというのも何なのだが、動物ものつながりで興味を持ったので読んでみた。

内容は、有史以来様々な文献に登場したおかしな生き物について集めたもの。最初は「人間」から始まって現実に存在するものしないもの入り乱れて取り上げられている。
この本の原著が書かれてのが1890年、取り上げられたほとんどのものが現実の世界から滅亡し、人間のイマジネーションの世界でしか生きていない状態で書かれたものである。

まあ動物たちの姿もすごいが、それを書き記した文人たちの解説や解釈もぶっ飛びである。当然魔術や錬金術、さらには宗教的な解釈などが、その背景を支配していると思われる。

しかし、何かというと処女に対してどうしたこうしたという、処女反応が出てきて、古来より神聖な生き物「処女」という感じ(笑)。

ネタによって面白いものそうでないもの、玉石混交の感はあるが、最近はやりのファンタジーものを読む前に呼んでおくと役に立つかもね(読まない私の無責任発言)。
しかし、あとがきにもあるがそれぞれの原典が書かれた時点では、それはまさしくドキュメンタリーあるいはノンフィクションであったということを忘れてはいけない。
ほんとかよ!と思いながらも「ヘロドトス大先生が書いたのだから間違いない!」と思っていたのだ。

さらに作者も先人の記述にあきれる事しばしで、ときどき「このはなしここまで」的な展開があるのが、○。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

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  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
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    読んだ本、手に入れたCDなんかについてだらだらと…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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