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結城昌治『公園には誰もいない』(講談社文庫)読了

 引き続き怒涛の昭和ミステリー、結城昌治『公園には誰もいない』(講談社文庫)読了。

 『暗い落日』に続く私立探偵真木シリーズの第2弾。
 駆け出しの女性シャンソン歌手・伶子が失踪、その捜査を母親から依頼される真木。

 今で言うライブハウスやジャズ喫茶を舞台に、店のマスター、マネージャー、バーテンダー、レコード会社のディレクターなどが絡む複雑な人間模様が浮かぶ。

 やがて真木は、軽井沢の別荘で伶子の死体を発見し、何者かに殴られ気絶する。
 さらにここに新たな人物が登場し、さらに複雑な方向へ…。

 初出は、1967年。もちろん長野新幹線などなし、今では考えられないほどの警察捜査の敷居の低さやプライバシーの危うさ、それが懐かしかったり、新鮮だったりでハマる。

 タイトルの『公園には誰もいない』は、伶子の歌う曲の歌詞、これが要所要所で流れ、文学的な香りを漂わせる。
 孤高というほど絶対的な印象は無いが、そこそこハードでいい感じ。

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDなんかについてだらだらと…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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