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ジム・ケリー『凍った夏』(創元推理文庫)を読了

 この時期になっても2周続きの週末台風。引き続き雨で仕事に一つの予定が組めずの状態。
 そんなこともあって、今ひとつピッチが上がらなかったがジム・ケリー『凍った夏』(創元推理文庫)を読了。
英国本格ミステリー、地方新聞記者フィリップ・ドライデンものの第四作。
 これまでの3作も派手さはないがとても手堅くまとまっていて読み応えがあった。

 今回は、冷え込むスコットランドの冬にアパートに一室で住人が凍死する。その状況を不審に感じたドライデンは、調査を始める。
 続いて死んだ男の孤児院時代の友人も状況は違うが凍死、二人は休暇村で起こった殺人事件の犯人の冤罪に絡んだ証言をするはずだった。
 そして、ドライデンの住居である船に侵入者が…。

 少年時代のドライデンの苦い思い出と事件が結びついて、登場人物に複雑に絡んでくる。
 ただ、ドライデンの少年時代と冷え込むスコットランドの冬の風景がちょっと詩的に描かれて文学の香りさえもほのかに…。

 なかなか手堅い良いシリーズだ。次作が既に楽しみになっている。

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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDなんかについてだらだらと…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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