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F.v.シーラッハ『刑罰』読了

 ここのところの読書はもっぱら古書店の均一本(主に100円)の昭和ミステリーだったのだが、久しぶりの新刊、それも翻訳もの。

 フェルディナント・フォン・シーラッハ『刑罰』(東京創元社)を一昨日読み終える。
いつものことながら、一切の無駄を排したキレッキレの文章、これは翻訳の酒寄進一氏の訳との相乗効果もあるのだろう。
 生意気なことを言わせてもらえば、やっぱりこの作家は短編に持ち味がある。

 全12編の短編に凝縮された人間の心、社会の矛盾…、一遍一遍、読み終えるごとに背筋がゾワゾワとなる、その鮮やかな結末に脱帽。

 読んで楽しいワクワクするという話ではないが、読書の愉しみは間違いなく与えてくれる。

The Divine Comedyの”Office Politics(Limited Edition Deluxe CD)

 一週間前にダイレクトにオーダーをしたThe Divine Comedyの3年ぶりのNew Album ”Office Politics(Limited Edition Deluxe CD)”が本日到着。

 出だしがなにやらいつもよりもエレクトロ感が強いので一瞬オヤっと思わせるのだが、それは多分このアルバムのコンセプトでもあるのだろう(見開きジャケットの内側を見るとなるほど…)。
 そこらへんを活かしながらも全体としては、いつも通りのスロートボイスとデカダンが香るオーケストラルポップ。
 ベースラインは本作のほうがブンブンとうなって強力で躍動感がある。

 Deluxのネタのもう1枚のCDが実にうれしい。Pianoによる弾き語りデモ音源なのであるが、アーサー・ランサム原作の「ツバメ号とアマゾン号」のミュージカル舞台?音楽。
 この「ツバメ号とアマゾン号」を含むランサム・サーガ数冊を子供の頃に学校の図書館で借りて読んだ(全12作なのだが、4作しかなかったような)。イギリス湖水地方を舞台にヨットを操る少年・少女が繰り広げる冒険譚でワクワクしながら読んものだ。

 ということで、もう一度読んでみようか…という気になっている。

cheero USB-C PD Adapter 60W

 昨年、15インチMacbook Proをゲットした際に純正の電源アダプタがあまりにもでかくて重いのでサードパーティの電源アダプタを購入したのだが、これが45Wと出力不足で充電ができないという大失敗だった。

その後も重〜い純正アダプターを持ち歩いていたのであるが、ついに朗報が…。
モバイルバッテリー等で定評のあるcheeroブランドから60Wで15インチMacbook Proに対応したアダプタ「cheero USB-C PD Adapter 60W」が発売になった。
それもAmazonで2,500円のお買い得価格。

写真の通りサイズは約2/3で重さに至っては、ほぼ半分の150gである、これが一番うれしい。
一応、純正品は87Wと高出力であることは付け加えておくことに。
若干、複数のHDDをつないだ場合の不安はないでもないが、そのときはその時ということにしたい。

少しでもカバンを軽くなることは素晴らしい。

柴田錬三郎「今日の男」読了

 先週末に柴田錬三郎「今日の男」を読了。
 5月の2週目の新橋駅前古書祭りでゲットした中の一冊。
 これまで柴錬の眠狂四郎ものや「異常の門」など時代小説というかチャンバラ小説(こっちの方が合うような)は、大好きで読んでいるのだが、そうでない探偵小説はこれが初めて。

 主人公である気鋭の探偵小説家山河幾太郎が、そこそこの地方都市(静岡あたりか?)に事件の匂いを嗅ぎつけてやってくる。
 そのホテルで出会った謎の美女をとっかかりとして怪しい事件に踏み込んでいくことになる。
 この探偵は、言葉では言い表せないほど鋭い洞察と思考で事件の裏側にくいこむのだが…。
 どうもその鋭さが具体的に描かれることはほとんどなく、いつの間にか核心に近づいている。そのうえ、どこが魅力的なのかもわからないが、とにかく女にモテるのである。
 なにせスーパーモテモテ浪人、眠狂四郎を創出しただけあって、この山河もスーパーな探偵なのだ。

 講談社のロマン・ブックスという新書版のシリーズで2段組でそこそこのボリューム。前半のどこへ行くかわからない展開を我慢して読み進むうちに事件はどこが核心なのかわからなくなってしまう。
 一見すんなり進んでいるような感じがするのだが、実際はほとんど迷走状態。

 結局、山河の周りの美女たちの裏がスッキリしてフィナーレを迎える。最終的に「アレッ???」となり、なにやら狐につままれたか、狸にばかされたか…。

 あまり、柴錬の現代小説の評判を聞いたり、見たりしたことがないのが分かったような…読まずに済ませてもOKだ。
 期待はしてなかったけど、あまりといえばあまりな感じ。
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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDなんかについてだらだらと…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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