M.ウォーカー『黒いダイアモンド』読了

Black_Diamond

 先週に引き続き、連れ合いの実家へ。その前にM.ウォーカーの警察署長ブルーのシリーズの三作目『黒いダイアモンド』を読み終える。

 ここのところマルティン・ベックシリーズに取り組んでいたのだが、既読である4作目『笑う警官』をと思っていたが、引っ越しの際にダンボールに仕舞いこんですぐに出てこない。どうせ、昨年新訳がでたのでそちらを読むことにして、積ん読になっていた本作を手にとった。

 今回もワインやらなんやらとグルメ・ミステリーぶりに衰えはない。とはいえ、下戸なうえに最近めっきり洋食が得意でないので、あまりそこら辺はゾーンに来ていないことも確か。

 しかし、ミステリーとしてのコアはしっかりしている。今回は題名にもある"黒いダイアモンド"、黒トリュフの取引が事件の大きなカギになる。

 黒トリュフの取引だけには終わらない、ベトナム移民と中国移民、さらにはフランスの歴史の影も引きずって表面的な軽さとは裏腹のダークな展開。
 そのうえ、ブルーノの恋愛も怪しくなって…。

 いつもグルメな展開に次は止めようかな…などと思うが、読後は次が楽しみになる不思議なシリーズである。


M.シューヴァル+P.ヴァールー『バルコニーの男』読了。

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 金曜に”マルティン・ベック”の第3作『バルコニーの男』を読了。
 ちょっとバタバタして後回しになっていたが、忘れないうちに書いておこう。

 今回は、ストックホルム市内で追い剥ぎ強盗と幼女の殺人が発生する。それも強盗と殺人がほぼ同じ場所・同じ時刻で…。

 強盗は逮捕することができたが、強盗が見かけた男こそ、幼女殺人犯の可能性が。

 いつものようにベックたちの粘り強い捜査が続くが、幼女殺人が再び発生。心に何かが引っかかたままのベック。やがてそれは、事件直後にかかってきた電話だったことがわかる。

 ここから一気に事件に光が差してくるのだった。

 ほんとによく出来ている、人間の心の闇、成熟した社会の影。厚くはないが、十分に読み応えのある好シリーズ。
 今なら探せば無理なく全部読める。

M.シューヴァル+P.ヴァールー『蒸発した男』読了。

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 先週の後半からの体調不良を引きずっている。いろいろあって、ストレスがたまっているのかも。
 やはり少し弱っているようだ。自宅作業しようと戻ったら、ソファの上で眠ってしまった。一瞬だけど。

 とりあえず、面白いのとあまり長くないとで"マルティン・ベック"シリーズはテンポよく進んでいる。第二作『蒸発した男』を読了。

 今回のメイン舞台は、ハンガリーのブダペスト。

 なんでなの?というところであるが、休暇に入ったベックは突然呼び戻される。

 ブダペストを訪れたルポライター、マトソンが"蒸発"した。その行方を探せとの特命を受けてのハンガリー入りとなった。

 もちろん、書かれた1966年当時ハンガリーは社会主義体制である。彼の地でマトソンの足跡を追うベックであったが、さっぱり。
 一方、スウェーデン国内で内々に調査にあたってくれる同僚コルベリの情報からマトソンがとんでも野郎だと判明。
 そうするうちに現地の警察といい感じでタッグが組め、マトソンの海外渡航の裏目的も見えてきたのだが…。

 意外や意外、マトソンの蒸発の真相は、スウェーデン国内にあった。

 今回は、あたかもフォーサイスばりの国際陰謀ものか?との始まりだったが、そこは「普通の人」に重きをおくという著者の意識その通り、最後は「普通の人」が描かれる。そうそう、英語版タイトルには結末に通じる意味があった。
 次は、『バルコニーの男』だ。


M.シューヴァル+P.ヴァールー『ロゼアンナ』読了。

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 一昨日の夜、マイ・シューヴァル+ペール・ヴァールー(夫婦)『ロゼアンナ』を読了。
 『笑う警官』で名を成したスウェーデン・ミステリの金字塔"マルティン・ベック"シリーズの第一作で書かれたのは1965年。

 少し前から盛り上がっている(一部にだけ?)北欧ミステリの元祖、さきがけである。いまや北欧・スウェーデンといえば、H.マンケルの"ヴァランダー"の印象が強いが、ヴァランダーの社会背景をえぐるような鋭さと重さも、このシリーズが無かったら生まれなかったのかもしれない。
 そんなことも思わせるシリーズ。
 実は、昨年秋に『笑う警官』の新訳版が出たこともあって、旧訳(実はこれしか読んでない)を読み直して、新訳(原書にも加筆・改筆があるらしい)と読み比べようと思っていた。

 そこで、どうせなら未読の他の作品を読んでみましょ…と一念発起。Amazonで比較的お手頃に7作を入手。第一作から取りかかることにした。

 夏のある日、運河から一人の女性の全裸死体が上がる。捜査に取りかかるベックたち。
 その素性がなかなか見えてこない、やがて女性はバカンスにやって来たアメリカ人女性ロゼアンナと判明、彼女は性に積極的な女性だった…。
 しかし、彼女は誰に・なにゆえ殺されなければならなかったのか…捜査は行き詰まる。
 そして粘り強いベックたちの捜査で一人の男が浮かび上がる…。

 ベックのプライベートや社会背景が織り込まれ、長くはないが手応えあり。その結末も50年前にしては、サイコ?
 早速次作『蒸発した男』に取りかかった。

オブツーサの株分け実行

Obtusa_jr_Pola


 今日も小降りながら雨模様、気持ちも塞ぎぎみ。

 一昨年購入したオブツーサが成長しすぎて鉢から盛り上がるほどになっていたので、近いうちに株分けをと思っていた先送りにしていた。

 そこで、小降りでたいして濡れないので、思い切ってベランダで作業。


 鉢を空けると思いのほか簡単に別れてくれた。余った小さな鉢に植えていったら、こんな数になった。

 もちろん一番大きな株は別にある。
この内2つは、里子に出す予定。


 次は、ドラボンゴンボールの株分けも考えねば…。


無人島レコード、Walter Bishop Jr."Speak Low"

Speak Low


 「スピーク・ロウ」ときいて反応する人は、80年代に思い入れを持って音楽を聴いた事がある人なのかも。

 もちろん南佳孝の「モンロー・ウォーク」の入ったアルバムも思い入れのある人も多いことだろう。

 今回の「スピーク・ロウ」は、ジャズ・ピアニスト、Walter Bishop Jr.の"Speak Low"である。


 今から30年ほど前、キング・レコードが、このレコードを発売した。そのときの帯には「無人島レコード」だとの惹句が書かれていた。

 当時、バイトをしていたレコード店のジャズ担当の大先輩にちょっとその薀蓄を語ってもらった思い出がある。  オリジナル盤は、Jazz Timeというマイナーレーベルから1961年に出され、ピアノ・トリオの幻の名盤と言われていた。


 とにかく、誰にもわかる流麗でウキウキさせるようなピアノプレイとそれを力強く導くJ.Garrsonのベース、歯切れの良いG.T.Hoganのドラム。どれをとっても香ばしい。


 間違いなく"名盤"。

 当方にとって「無人島レコード」という言葉もこれが最初だったかも…。


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  • Author:KsbcKSBC
  • 不惑の年をとうに過ぎてしまったオヤヂのモノローグ
    日々是、思いのままにならぬことばかり。そんなオヤヂの日々。

    読んだ本、手に入れたCDからフライフィッシング、サッカーなんかについてだらだらと…。
    ちなみにMacユーザ歴は20年ですが、最近はめっきり…。

    読んでいただいてありがとうございます。せっかくですから、何か書いていっていただければ幸いです。
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